地震以来、外国の各社メディアが続々とジャーナリストを日本に送り込み、地震のレポートを続けているようです。
ワシントンポストもそのひとつで、今、彼らのお手伝いをしています。
取材が進んでいくのと同時進行するように、福島原発のほうは悪化の一途を辿っているように感じます。
とにかく今は、原子炉の温度をコントロール可能にすることが第一の優先案件なのですが、なかなかそうは簡単には進まないだろうというのが専門家から聞かれます。中には現時点からさらに10日~2週間くらいかかるだろうと予測する専門家もいます。
そんなことをしているうちにも、どんどん放射線は飛散していき、周りの大地、海と環境を汚染していきます。
福島県の牛から規定値以上のヨウ素が確認されたということで、流通が禁止になっていますが、牛は乾燥した飼育草を食べているだけで、外で青草をはんでいるわけではありませんでした。だいたい、この時期、東京でも青草が外には育っていないのです。東北の寒い地域ではなおのことです。
つまり、牛たちは、空気を吸ってか、乾燥草を食べている間に放射線を体内に取り込み、それが原乳にでてきたようなのです。酪農家の人たちは、「牛が空気を吸うだけでこうなるのだったら、人間はどうなの?」と言っていました。
考えると恐ろしいことです。水が、ほうれん草が、キャベツがといっている私たちがすでに、もう汚染されているのですから。
とにかく、一刻も早く福島原発には制御機能を取り戻してもらい、温度を下げ、その後、原発のあり方を真剣に議論していく必要があります。
ワシントン・ポストの記事(英語)
Anxiety grows over Japan’s food and water supply
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削除願います
現在 牛は出荷停止措置ありません
コメントありがとうございます。
このブログは3月25日に書いたもので、その時点でのお話なので、このまま掲載します。ご指摘いただきましたので、その点については、追加記載いたします。
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