海洋環境について学ぶのに、素晴らしい一冊があります。
このブログのタイトルのきっかけとなった本なのですが、タイトルは
『ワールド・イズ・ブルー』 (シルビア・アール著/ナショナル・ジオグラフィック)です。
実はこのブログのKIKI'S BLUE の BLUE は、この本がヒントになりました。
青い海を守りたい、そのためにいろんな情報を発信したいと考えるようになったのも、この本の影響が大きくあります。私にとっては、陸の緑についてのバイブルがレイチェル・カーソンであれば、海の青のバイブルはシルビア・アールです。
さて、この本では、海洋環境、水質汚染、プラスチックのごみの島、魚介類の乱獲、海洋哺乳類の乱獲・保護など、私たちの海が直面している問題点をさまざまな点からとらえています。
同著の中で彼女は、
「人間社会の活動は、あらゆる種類の無数の生物に支えられている」
「コミュニティや国や文明が存続するには、まず豊かな環境を見つけることも有効だが、最も大切なのは人々がどのようにして生きていくかであり、なかでも、すべての生命を支えている自然のシステムをどのように維持していくかが重要なのだ」
と言っています。
私たち人間が地球上で健全な生活を送りたいのであれば、人間が自然界の一員であることを認識し、行動を選択しなければならなりません。
そして、その行動は、自然と融合したもので、それこそがサステナビリティ(持続可能)へと繋がるのです。
海の自然環境も、もう待ったなしのところまで脅かされています。
今、私たち人間がいかに自然を破壊し、海の生き物の生活を脅かしているのか、それを理解することのできる秀逸の一冊です。
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