【東日本大震災】産経ニュース
調査捕鯨で復興後押し 宮城・鮎川地区の漁業者を北海道へ 水産庁
2011.4.17 01:45
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110417/dst11041701450006-n1.htm
東日本大震災で大きな被害を受けた「クジラ漁の町」宮城県石巻市の鮎川地区の捕鯨業者を、水産庁が25日から北海道・釧路沖で始まる調査捕鯨に参加させることが16日、同庁関係者への取材で分かった。捕鯨業者の復興を後押しする。
水産庁によると、日本沿岸での調査捕鯨は、例年4~6月に鮎川沖で、9~10月に北海道・釧路沖で実施。クジラ類の捕獲や解体をそれぞれ地元捕鯨業者らが担い、収入を得てきた。
同庁関係者によると、今年は春の鮎川沖での調査は断念し、春と秋の両方を釧路沖で実施。2回とも鮎川の業者が参加する。捕鯨船などの必要な物資は釧路市や和歌山県太地町の捕鯨業者らが貸し出す。
鮎川地区は明治期以降、クジラ漁で栄え、太地町などと並ぶ日本4大捕鯨町。現在は捕鯨業者「鮎川捕鯨」1社を残すのみだが、近年クジラ目当ての観光客も増えるなど町に活気が出始めた矢先に、津波が町を襲った。
鮎川捕鯨の2隻のクジラ漁船は修理をしているものの大きな損傷もなく、約40人の漁業者も無事だった。漁業者は「ぜひ調査に参加したい」と強い意欲を見せているという。
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