<日本経済新聞>
サバなど広域回遊魚も放射性物質検査 水産庁
2011/5/6 22:42
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819591E2E4E2E38B8DE2E4E2E7E0E2E3E39797E0E2E2E2?n_cid=TW001 水産庁は6日、カツオやサバなど広域を回遊する魚について、放射性物質を検査する際の手法や頻度などを定めたと発表した。いずれの魚種も原則週1回検査することとし、検査を実施する各都道府県や漁業協同組合などに通知した。これまでも沿岸で取れる魚については放射性物質の検査を実施してきたが、イワシやサンマなど広域を回遊する魚の漁がこれから最盛期を迎えるため、事前に検査手法を周知しておく。
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以上が水産庁による発表ですが、これ以外にもやってほしい検査があります。
静岡県富戸港でイルカウォッチングを経営している石井泉さんは私の海の先生です。
現役の漁師さんでもあることから、海のことに関して、本当に詳しいのです。
その石井さんに教えてもらいました。
放射能の検査はイカですればよい、そうです。
イカの寿命は1年。春生まれと秋生まれに分かれますが、イカは日本の沿岸にはどこにでも生息し、そこでコウナゴのような小魚からイワシ、アジ、サバなど、成長に合わせて食べていくのです。日本の沿岸に含まれた放射能物質に汚染された魚を食べるわけですから、確実にイカ自身も汚染されているわけです。
そして、イカの寿命が1年ということにも注目です。
この春生まれたイカを検査すれば、春以降の海水に汚染されているわけですから、放射能汚染が短期間でわかり、時期を確定することもできます。
生息期間が長いと原発による放射能汚染の信憑性も薄れてしまいますが、1年だと原発の影響を考慮することになるでしょう。
さらに、日本各地にある原発近辺で獲れたイカと、それ以外の地域で獲れたイカとの比較もすべきです。
福島のような状態でないにせよ、通常稼動していると思われる原発に放射能モレがないとも限りません。そうしたことも、このイカの検査から伺い知ることができるというわけです。
食品安全の管轄は厚生労働省です。水産庁だけでなく、厚労省にもイカの測定を提案してみようかと思います。
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ことによったら・・・
しかし、検査しないわけにはいかないと思います。イカを検査するというとが全国中に広まればいいですね。そうなるとそれを無視出来ないと思いますが。ここで注意点。ことによったら今が一番海洋汚染がひどいのかも分かりませんから、その時機を逸した(イカの寿命を考えると)時期に検査をしても意味合いが薄れてしまいます。早く検査をすることを望みます。
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