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震災の余波

5月の初旬に和歌山県太地町で、60~70頭のゴンドウクジラが追い込まれたと報道されました。

<NHK>
クジラ追い込み漁 特例で延長
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045699941.html

東日本大震災の余波で、太地町沿岸での小型捕鯨がことしは中止されましたが、和歌山県は捕鯨を伝統とする地元への配慮から、クジラを湾に追い込んで捕獲する追い込み漁の漁期の延長を特例として許可しました。
太地町沿岸では毎年5月から捕鯨船による小型捕鯨のシーズンに入りますが、東日本大震災で被害を受けた宮城県の捕鯨船に代わって、太地町漁協所属の捕鯨船が現在、北海道沖で実施中の国の調査捕鯨に加わっているため、ことしの小型捕鯨は中止されました。
しかし、去年の秋からことしの春までが漁期だったクジラの追い込み漁が不振で、このうえ小型捕鯨が行われなければ、捕鯨を伝統とする地元の経済に影響を及ぼすという懸念の声が出ていました。
こうした声に配慮して和歌山県は、追い込み漁の漁期を今月末まで延長することを特例として太地町漁協に許可し、マゴンドウというクジラを200頭余り捕獲できることとしました。
追い込み漁は10隻ほどの小さな漁船でクジラを沖合から湾に追い込むもので、漁協によりますと、4日に早速60頭以上のマゴンドウを捕獲したということです。
太地町の三軒町長は「追い込み漁が特別に認められたことはたいへんありがたい。これで町全体が潤うと期待している」と話しています。
05月05日 18時20分
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起因は3月11日の津波です。
津波によって鮎川の捕鯨船が被害を受けました。
太地は、応援として太地の捕鯨船を鮎川に送り、そのため、自分たちは予定していた沿岸捕鯨ができなくなってしまった。
収入が確保できないことから、太地漁協が県に頼み、県は本来は4月末までのマゴンドウ漁の1ヶ月延期を許可した……という経緯のようです。
結局、めぐり巡って、最後は動物達が犠牲を受けたわけですが、津波の余波がここまで来たとは、意外でした。

ちなみに、津波の被害は、太地町やお隣の紀伊勝浦町にもあったそうです。
3月11日、当日の津波の高さは約1.3メートル。
太地町では、港に設置していた水族館などに販売するためのイルカ約40頭をイケスで飼育していたのですが、そのイケスが津波で100メートルほど沖合いに流されてしまいました。
被害は11頭のイルカ。流されたときに窒息死したそうです。

隣の紀伊勝浦町はマグロ漁で有名ですが、湾の外にはマグロの養殖をしています。
その養殖のイケスも津波によって丸ごと流され、いくらかの被害があったそうです。

伊勢湾のほうでは、牡蠣や真珠の養殖でも被害が出たと聞きました。

被害は東北と関東の太平洋沿岸部だけでなく、思った以上広範囲にわたり、また、思いがけない連鎖を起こしています。
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