これは初めてのことです。
これまで幾度もシーシェパードの妨害行為を受けながら、期間半ばで日本が調査捕鯨を中止するのは初めてです。
今の世界的な捕鯨反対の波を受けて、日本政府も少し弱気になってきたのでしょうか。
それにしても、国民の税金を使ってまで、在庫の有り余っている鯨肉を「調査捕鯨」と称して捕りにいくことはありません。(参考サイト:
クジラ肉在庫が過去最大レベルに、グリーンピースHPより)
シーシェパードの執拗なやり方に諸手を挙げて賛成とは言えませんが、今回のことが絶滅危機にあるクジラを守ることにつながるのかどうか、今後を注目していきたいと思います。
■今季の調査捕鯨、中止検討…反捕鯨団体の妨害で
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110216-OYT1T01106.htm
南極海で、調査捕鯨船が反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害を受けている問題で、農林水産省は16日、3月中旬まで予定していた今季の調査捕鯨を中止し、船団を早期に帰国させる検討を始めた。
中止すれば、2005年からシー・シェパードの妨害が始まって以来、初めてとなる。
同省によると、シー・シェパードの抗議船は今月9日、船団の母船「日新丸」に対し、ロープをスクリューに絡ませようとしたり、発煙筒を投げ込んだりする妨害を実施。11日にもレーザー光線を照射する妨害を行ったという。
日新丸は抗議船を振り切って逃げようとしたが、速度が遅いために失敗。現在も抗議船の追尾が続いており、9日以降、鯨を捕獲できない状況が続いている。今季の妨害は1月初旬に始まったが、日新丸以外の僚船への妨害だったため、捕鯨が続けられた。しかし、母船である日新丸は鯨を捕獲するため、運用できなければ捕鯨はできないという。
(2011年2月17日03時04分 読売新聞)
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